この「それでもボクはやってない」は、『Shall we ダンス?』の周防正行監督による作品で、痴漢の被疑者である男性の裁判を通じ、日本の刑事裁判の問題点を浮き彫りにした社会派エンタテインメント。
就職活動の途中、満員電車で痴漢に間違われて逮捕されてしまうのは26歳、フリーターの金子徹平。はなから犯人扱いする警察に無実を主張し続けた徹平は、留置場に勾留され起訴されてしまう。それ4でも容疑を否認し続けた徹平は、逮捕された当日からそのまま留置場に長期勾留されてしまう。これはフィクションではないそうだ。
徹平の供述が、刑事の狡猾な誘導尋問によって犯行の自供にすり替えられたり、徹平の決定的な無実の証拠となるはずの再現ビデオがあっさり否定されるなど、刑事裁判のあり方を考えさせられることしきり。 しかし! 義憤に燃えていたのも束の間、徹平の供述と食い違う目撃証言が出てきたり、徹平の部屋から痴漢モノのアダルトビデオが出てきて事態は疑惑のラビリンスへ突入する。
いよいよ09年から裁判員制度が実施の予定だが、実際自分が裁判員となったときに。このような法廷の様子が目の前で繰り広げられたとき、なかなか自信をもって評決などくだせないな、と思ってします。
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